8.ボタンや文字表示の枠を作ってみよう!(GUI部品)

 今日はボタンや文字表示の枠を作ってみます。
 ボタンをクリックするとかめ太が動いたり、数値を入力したりします。

 8-1.ボタンオブジェクト


 ボタンを押すとかめ太が前に進むプログラムを作ってみましょう。


かめ太=タートル!作る。
歩くボタン=ボタン! ”歩く” 作る。
歩くボタン! −200 100 位置 120 50 大きさ。
歩くボタン:動作=「かめ太! 10 歩く」。

(解説)
「歩く」と表記された(−200,100)の位置に縦横(120×50)の大きさのボタンを作ります。
 クリックされると10歩くように動作を定義しています。

*「歩く」ボタンをクリックするたびにかめ太が前に歩きます。


これに、「戻るボタン」、「右を向くボタン」、「左を向くボタン」等を作るとペイントソフトのようなプログラムができます。

かめ太=タートル!作る。
歩くボタン=ボタン! ”歩く” 作る。
歩くボタン! −200 100 位置 120 50 大きさ。
歩くボタン:動作=「かめ太! 10歩 歩く」。

戻るボタン=ボタン! ”戻る” 作る。
戻るボタン! −200 40 位置 120 50 大きさ (黄) 色。
戻るボタン:動作=「かめ太! 10歩 戻る」。

右向くボタン=ボタン! ”右向く” 作る。
右向くボタン! −200 −20 位置 120 50 大きさ (赤) 色。
右向くボタン:動作=「かめ太! 5度 右回り」。

左向くボタン=ボタン! ”左向く” 作る。
左向くボタン! −200 −80 位置 120 50 大きさ (青) 色。
左向くボタン:動作=「かめ太! 5度 左回り」。




 8-2.文字を表示してみる。

 次に画面に文字を表示してみましょう。
 次の2行を書き加えて見てください。
 
 タイトル=ラベル! 作る。
 タイトル! ”ボタンによる実行” 書く −100 200 位置 200 50 大きさ。


かめ太=タートル!作る。
歩くボタン=ボタン! ”歩く” 作る。
歩くボタン! −200 100 位置 120 50 大きさ。
歩くボタン:動作=「かめ太! 10歩 歩く」。

戻るボタン=ボタン! ”戻る” 作る。
戻るボタン! −200 40 位置 120 50 大きさ (黄) 色。
戻るボタン:動作=「かめ太! 10歩 戻る」。

右向くボタン=ボタン! ”右向く” 作る。
右向くボタン! −200 −20 位置 120 50 大きさ (赤) 色。
右向くボタン:動作=「かめ太! 5度 右回り」。

左向くボタン=ボタン! ”左向く” 作る。
左向くボタン! −200 −80 位置 120 50 大きさ (青) 色。
左向くボタン:動作=「かめ太! 5度 左回り」。

タイトル=ラベル! 作る。
タイトル! ”ボタンによる実行” 書く −100 200 位置 200 50 大きさ。

*タイトルが表示されました。


 8-3.文字の入出力


 次に「歩く」 何回押されたかをカウントするようにしてみましょう。
 「歩く」ボタンが押されるたびに回数をプラス1して、表示させます。

 歩いた回数=フィールド! 作る −60 100 位置 50 50 大きさ。
 歩くボタン:動作=「かめ太! 10歩 歩く。歩いた回数! ((歩いた回数!読む)+1)書く。」。

 と追加、改変をしてみてください。


かめ太=タートル!作る。
歩くボタン=ボタン! ”歩く” 作る。
歩くボタン! −200 100 位置 120 50 大きさ。
歩いた回数=フィールド! 作る −60 100 位置 50 50 大きさ。
歩くボタン:動作=「かめ太! 10歩 歩く。歩いた回数! ((歩いた回数!読む)+1)書く。」。

戻るボタン=ボタン! ”戻る” 作る。
戻るボタン! −200 40 位置 120 50 大きさ (黄) 色。
戻るボタン:動作=「かめ太! 10歩 戻る」。

右向くボタン=ボタン! ”右向く” 作る。
右向くボタン! −200 −20 位置 120 50 大きさ (赤) 色。
右向くボタン:動作=「かめ太! 5度 右回り」。

左向くボタン=ボタン! ”左向く” 作る。
左向くボタン! −200 −80 位置 120 50 大きさ (青) 色。
左向くボタン:動作=「かめ太! 5度 左回り」。

タイトル=ラベル! 作る。
タイトル! ”ボタンによる実行” 書く −100 200 位置 200 50 大きさ。

*歩くを押すたびに数値が1ずつ増えていきます。




 8-4.その他のGUI部品


 ドリトルは他に「テキストリスト」、「選択メニュー」というGUI部品があります。
 マニュアルを見て、テキストリスト、選択メニューも試してみましょう。
 これらの機能を使うと普段、使っているアプリケーションソフトやゲーム等の簡単なものを作ることができます。

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